無料法律相談に関する実績について

はじめに
 当職が無料法律相談を「藤本大学」上で正式?に開始したのは平成14年5月。開始からおよそ5年経過した。

 この間多数の相談を受け取ってきた。勿論、限られた時間で行うものであるから、全部に回答することはできなかったが、この実績を定期的に公表することによって、この「無料法律相談」を利用しようか否か迷っている人には、参考となる指針を提供することが、本稿の目的である。

2007年10月1日 藤 本 一 郎  

具体的内容
1 相談件数等について(2004年〜2006年の実績)

項目2004年2005年2006年
相談を頂いた件数702523
何らかの回答を行った数371014
有償による事件受任に至った数100

※2005年夏より私が海外留学を開始したため、相談が減ったものと思われます。

※地域分布は、日本国内では北は北海道から、南は沖縄まで。国外からの相談を含む。

2 事件内容について

 多いのは、債務整理、親族(特に離婚にまつわる問題)、労働問題等。
 インターネットにまつわる法律問題あった。

3 回答できなかった事件について

 4年前に分析した時と同じことを書くようで申し訳ないですが、

  • 当職的には、詳しく書かれすぎていて、すぐにメールで返事できるレベルではなかったもの
  • 法律論を外れていると思われるもの
  • 法律の勉強に関する相談
  • 正しいメールアドレスや氏名等のデータが記載されていないもの
  • 多忙で回答できなかったもの 等です。

今後の課題
1 完全回答は可能か?

 何故か来る時は立て続けに来るので、無料の限界があることを感じた。できる限り、努力するが、1週間〜10日以内に回答できない時は、諦めて欲しい。
 但し、メール自体は読むようにするので、できる限り回答して欲しい時期や、切迫度、受任の要否等を記載して頂きたい。
 特に、受任の必要がある場合は、その旨も記載して欲しい。

 なお一層、当職側も努力が必要と考えるが、時間的限界があることは、お許し頂きたい。

2 無料が良いのか?

 迷うところである。もしも当職が若干なりとも金銭を頂く話になっていれば、「仕事」として完全回答する義務があるのであろうが、正直に告白すれば、逆に、無料であるが故に、どこかで後回しになる傾向がないとはいえない。

 今後は、無料相談と(有料受任前提の)無料お見積もりの2つのコーナーを作って、また、1人で訴訟や交渉をしたい人のための書式集を充実させる等により、多様なニーズに対応していきたい。

3 今後の相談者へのお願い

  • 当職は今後もできる限り誠実に回答することをお約束します。
  • しかし、様々な限界があることだけはご理解下さい。特に現在留学中ですので、従前以上に限界があります(そのことを察して下さってか、相談自体が減ってきたので今のところそれなりの確率で回答できていますが)。
  • 緊急性がある場合等は、メール等にもその旨をご記載下さい。また、当職所属事務所HPなども参照された上で、お電話でお問い合わせになられた方が良いかもしれません。
  • 相談される場合は、注意事項を熟読してください。一向に注意事項に合致しない相談が減らないのは残念です。

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